ヒントが何もありません

ドイツ語検定3級の

リスニング第一部は5問。

問題用紙は真っ白。

イラストもドイツ語文もありません。

一問について4つの会話が読まれます。

独検3級突破

会話はA-Bではなく A1-B-A2の順で読まれます。

4つの会話は
 　
   - Aはすべて同じ、 　

   - Bの応答だけは異なっている、

という構成です。

1～4のA1-B-A2の会話のうち

 どれが会話として成立しているか、 を選択します。

ポイントは、A1-Bが成立するだけではなく、

B-A2も成立しないといけないということです。

独検合格らくらく30日 3級 新訂版


どういうことかというと、次の二つのA1-Bを見てください。

例 1）
A1　Hast du schon deinen Freund getroffen?
B Nein, noch nicht. Wo hast du ihn getroffen?

例 2）
A1　Hast du schon deinen Freund getroffen?
B Nein, ich habe keine Lust.

どちらも成立していますよね。

ではA2に次の文が来る場合は、

どちらが全体として会話として成り立ちますか？

A2 Warum nicht? Er freut sich sehr darauf, dich wieder zu sehen.

例 2）ですよね。

例 2）はA1-Bだけではなく、

B-A2も成立しています。

A1　Hast du schon deinen Freund getroffen?
B Nein, ich habe keine Lust.
A2 Warum nicht? Er freut sich sehr darauf, dich wieder zu sehen.

こうして文字で見ると、 間違えようがありませんが、

Bだけの文章が違っていて、

明らかに意味通らないにもかかわらず、

A1とA2のイントネーションは 全く変わらずに読まれるので、

 初級者は惑わされて、

 結構、大変だと思います。